ナビダイヤル(0570)の料金はここで決まる!知らないと損する通話代算定の仕組み
ナビダイヤル(0570番号)は、企業の問い合わせ窓口で利用される便利な番号です。
しかし、その料金体系を正確に理解していないと、思わぬ高額請求につながることも。
本記事では、とある大企業でカスタマーセンターの管理に長年携わる筆者が、ナビダイヤルの料金が決まる仕組みを解説します。
1. 料金を決める2つの要素
ナビダイヤルの通話料金は、以下の2つの要素で決まります。
(1) 電話の種類
あなたが発信する電話によって料金が異なります。
- 携帯電話:33.0円/分
- 固定電話: 3.1円/分
- 公衆電話:18.3円/分
(2) 1分単位の課金
通話料金は1分単位で課金されます。たとえ1分1秒でも2分相当の料金が発生する仕組みです。
また、待ち時間も課金される場合があります。詳しくは以下の記事をご覧ください。
なお、ナビダイヤルは、通話先の距離に関係なく料金が一定です。
例:東京から北海道でも沖縄でも同じ料金が適用されます。
節約ポイント
- 固定電話で問い合わせましょう
- 通話時間を短くしましょう
2. 実際の料金例
料金を具体的にイメージできるよう、計算例を挙げます。
例1:固定電話で3分通話
- 固定電話料金:3.1円/分
- 通話時間:3分
- 料金:3.1円 × 3分 = 約9円
例2:携帯電話で待ち時間5分+通話3分
- 携帯電話料金:33円/分
- 待ち時間:5分 × 33円 = 165円
- 通話時間:3分 × 33円 = 99円
- 合計料金:264円
待ち時間が長くなるだけでなく、携帯電話で問い合わせると料金が急増する点に注意が必要です。
3. 無駄なコストを防ぐ3つの方法
ナビダイヤルを賢く使うために、以下の3つのポイントを押さえましょう。
(1) 固定電話を利用する
通話料を抑える最も簡単な方法です。
長時間の通話が予想される場合は、固定電話でかけるようにしてください。
公衆電話を利用することも有効です。
(2) 混雑を避ける
昼休みや営業時間終了間際は、待ち時間が発生しやすいです。
混雑を避ければ、待ち時間分のコストを削減できます。
(3) 他の問い合わせ手段を活用する
企業の公式サイトには、メールやチャットといったナビダイヤル以外の連絡手段が掲載されていることが多いです。
これらを利用することで通話料金を完全に回避できます。
特に、通話料金の高い携帯電話を利用している場合は、そのまま「○○ 問い合わせ」で調べてみましょう。
その他、ナビダイヤルの通話料を抑える方法を以下の記事で詳しく紹介しています。ぜひご覧ください。
4. まとめ
ナビダイヤルの料金は、発信する電話番号の種類と通話時間で決まります。
これらを理解し、適切な手段を選ぶことで無駄なコストを防ぐことができます。
次回ナビダイヤルを利用する際は、この記事を参考に節約して問い合わせましょう!