【詐欺・悪質?】ナビダイヤル(0570)からの電話は安全? 知らないと損する対処法を解説

はじめに
突然「0570」から始まる電話がかかってきたら――。
それが企業や行政機関からの連絡か、はたまた詐欺なのか、判断に迷った経験はありませんか?
ナビダイヤル(0570)は、主に企業や官公庁が問い合わせ窓口に使う番号ですが、折り返しや発信の仕方によっては高額な通話料が発生することもあります。
本記事では、ナビダイヤルの仕組みと注意点、損しないための具体的な対処法を、カスタマーセンターの管理に長年携わる筆者がわかりやすく解説します。
0570番号とは?
ナビダイヤルの基本情報
- 提供元:NTTコミュニケーションズ
- 利用者:企業、官公庁、カスタマーサポート窓口など
▶ 通話料(※2025年時点の目安)
- 固定電話から:約3.1円/分
- 携帯電話から:約33円/分(キャリア・契約によって異なる)
- 公衆電話から:約18.3円/分
ナビダイヤルは詐欺?悪質?実際のところ
結論から言えば、ナビダイヤル自体が詐欺というわけではありません。
実際に、信頼性の高い企業や官公庁などの正規の問い合わせ窓口としても広く利用されています。
その理由は、ナビダイヤルを導入するにはNTTコミュニケーションズが提供する有料の専用サービス契約が必要であり、追加コストが発生するためです。
ただし、以下のようなケースでは悪質に感じるユーザーも多いのが実情です:
- 0570に近い番号からの発信
- 正規のサポート窓口にかけ直したら、延々と保留で数百円請求された
また、 詐欺業者が偽のナビダイヤルを使うケースもゼロではありません。 そのため「0570=安心」と思い込むのは危険です。
折り返す前の注意点
1. 本当に正規の番号か確認
- 企業の公式サイトに記載があるか
- 過去に利用したことがあるサービスか
- SNSや口コミでトラブル情報がないか
不審な場合は、その場で折り返しの電話を控えることも重要です。
2. 高額な通話料に注意
0570番号に発信するときは、通話料が発生することを忘れないでください。
以下のような代替手段を検討するのも一案です。
- FAQページやチャットボットで情報を確認
- チャットや問い合わせフォームを利用
3. 折り返し電話をする際の注意点
0570番号に折り返す場合、通話料が高額になることがあります。
詐欺や強引な電話の可能性もあるので、以下のポイントを押さえておきましょう。
- 公式情報で番号を確認する
正規の番号であることを確認せずに折り返すと、悪質な勧誘に繋がるリスクがあります。
公式サイトや請求書などで必ず番号をチェックしてください。 - 代替手段を検討する
メールやチャットなど、無料または安価な方法がないか確認しましょう。
特に緊急性のない問い合わせであれば、電話以外の手段が適しています。

折り返したら10分以上保留。最終的に400円も請求されていて驚きました

Amazonサポートと勘違いしてかけたら偽の番号で、詐欺サイトに誘導されました
その他、ナビダイヤルをオトクに利用する方法は以下の記事をご覧ください。
よくある質問
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ナビダイヤルからの電話は無料ですか?
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はい、ナビダイヤル(0570番号)からの着信を受けるだけであれば通話料は発生しません。
普通の電話と同様です。
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なぜかけ放題プランに含まれないのですか?
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ナビダイヤルは通常の電話回線とは別の課金体系を持っており、特番扱いとなるため、かけ放題の対象外です。
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ナビダイヤルを使った詐欺はありますか?
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はい、頻度は少ないですが、正規の企業を装って偽の0570番号を使い、偽サイトなどに誘導する詐欺を仕掛けるケースが報告されています。
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ナビダイヤルで儲けてるんじゃないの?
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いいえ、通話料はNTTに支払われるため、着信先には一円も入りません。
むしろサービス利用料がかかります。
それなのになぜナビダイヤルを導入するのかは以下の記事を参照してください。
まとめ:知らずに損しないために
0570番号は、信頼性の高い企業や官公庁が利用する一方で、高額な通話料が発生する可能性があります。
比較的安全ではありますが、不審な点があれば事前に確認を行い、慎重に対応することが重要です
- 0570=悪質とは限らないが、通話料や詐欺リスクには注意
- 折り返す前に、正規の番号か・通話料・代替手段の有無を確認
- スマホユーザーこそ、節約とトラブル回避の意識が必要
この記事にたどり着いたあなたは「とりあえず折り返す」はもう卒業! 情報武装して、安心・安全な連絡対応を心がけましょう。